愛知県犬山市の病院 ふなびきクリニック
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切らずに治す痔の最新療法(ALTA療法)
 
痔核に薬剤を注入して固める治療法(硬化療法)は以前よりある治療法ですが、効果が十分でない欠点がありました。しかし、「ジオン」という硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を有効成分とする強力な治療薬(硬化剤)が登場した事により、手術と同等の効果を得られる症例が出てきました。しかも、このALTA療法には医療保険が使えます。

従来でしたら手術が必要な「脱肛を伴う内痔核の一部」も、ジオン治療の適応になりました。しかし、全ての脱肛する内痔核を治せるというものではありませんし、手術治療がなくなる訳でもありません。手術になるかジオン治療になるかは、脱肛の程度と特徴を診察して判断します。

「ALTA療法とは」
ALTA療法ALTA療法では、一つの痔核を4ヵ所 (上極部粘膜下層、中央部粘膜下層、中央部粘膜固有層、下極部粘膜下層)に分割してジオンを局所注射します。(4段階注射法) ジオンの有効成分の硫酸アルミニウムカリウムにより痔核に炎症・線維化が起こり、痔核が退縮します。そして、もう一つの成分であるタンニン酸が硫酸アルミニウムカリウムによる過度な炎症を抑制し、組織障害を防ぎます。

ALTA療法は基本的に日帰り治療で行いますが、施術後2日程度は自宅で安静にしている必要があります。(当院では、しばらくの間入院にて行います。)又、痔核に注入された硫酸アルミニウムカリウムが腎臓から尿中に排泄されるので、十分に水分を摂取して尿量を確保する事が大切です。尚、注射部位の痛み、腫れ、発熱、肛門部の重たい感覚などの副作用が出る事もございます。

ふなびきクリニックでは、この「ALTA療法」を用いた痔の硬化治療を行っておりますので、どうぞお気軽にご相談下さい。
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