ジカ熱とは |
ジカ熱は「ジカウイルス」を持った蚊に刺されることで感染します。発症すると発疹や発熱(多くは38.5度以下)、頭痛、目の充血、関節痛、倦怠感などの症状が出ますが、症状が軽いことも多く感染に気づかない人もあります。ジカ熱は「小頭症」や「ギラン・バレー症候群」との関連性も指摘されており、警戒が必要とされています。
「小頭症とは」
生まれつき頭蓋骨が小さく、脳の発達障害を伴う病気です。ブラジルではジカ熱に感染した妊婦から小頭症の新生児が生まれる例が多く報告されています。
「ギラン・バレー症候群とは」
筋肉を動かす神経が障害され、手足に力が入らなくなる難病です。ジカ熱の発症後に起こるリスクが高まる例が報告されています。
対策ポイント
1.蚊にさされないようにする
現在の所、ジカ熱のワクチンや治療薬がありませんので、まずは蚊に刺されないようにすることが一番の対策となります。例え海外の流行地に行ってないとしても、海外で感染した人の血を吸った蚊に刺されると感染する恐れがあります。
2.蚊を増やさない環境作りを
蚊は小さな水たまりを好んで卵を産みます。庭やベランダなどを点検してみてください。特にじょうろやバケツ、古タイヤ、植木鉢の受け皿などに水が溜まったままになっていないかチェックするといいでしょう。
3.性交渉でも感染します
ジカ熱の流行地に行った人と性行為をする場合、帰国後4週間は避妊具を使用してください。 |
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