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嚥下困難者のための飲み込みやすい食事 |
市販のとろみ剤を使用せず、嚥下困難者が飲み込みやすくする方法には以下のような方法があります。ただし、嚥下障害の度合いによっては市販のとろみ剤が必要になる場合もありますので、個人の状態に合わせた調理を心がけてください。
1.適度な水分を加える
牛乳やスープなどを使い、パン屋ご飯など水分が少ない食品を煮込みます。 |
2.固める
ゼラチンや寒天などを用います。材料を固めて寄せ物にしたり、液体をゆるく固めてゼリー状にしたりします。 |
3.とろみをつける
片栗粉やコーンスターチなどを使って煮汁や汁物にとろみをつけたり、あんかけにしたりします。 |
4.つなぎやとろみになる食品を使用する
つなぎやとろみになる食品には大きく分けて「魚・大豆製品」「野菜・芋類」「卵・乳製品」「調味料・その他」があります。
「魚・大豆製品」
刺し身魚を叩いてゼラチンや寒天を使用してテリーヌ風にしたり、はんぺんをすり身状にして材料と混ぜてお焼き風にしたり、絹豆腐を潰してハンバーグの材料や和え衣にしたりします。
「野菜・芋類」
オクラやモロヘイヤをゆでて叩いて粘りを出し和え物にしたり、レンコンや長芋をすりおろしてつなぎや汁物にしたり、カボチャやサツマイモを煮てミキサーで撹拌しポタージュにしたりします。
「卵・乳製品」
卵をハンバーグなどのつなぎにしたり、ヨーグルトを果物に和えたり、生クリームを冷凍の果物とミキサーにかけてアイス風にしたりします。
「調味料・その他」
マユネーズをジャガイモや卵と混ぜてポテトサラダにしたり、練りゴマをマヨネーズと混ぜて野菜に和えたり、味噌を味噌ダレにして大根やおかずの味付けにしたりします。 |
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