ヘルパンギーナとは |
ヘルパンギーナは小児のウイルス性咽頭炎で、発熱とのどの水疱が特徴です。突然の発熱に続いて、上あご奥の粘膜に赤い小さな水疱が出来ます。水疱が破れて腫瘍が出来ると、つばも飲み込めないほど強いのどの痛みを感じます。のどの痛みから食欲もなくなるので、脱水症状にならないよう十分な水分を取らせるようにして下さい。
3日前後で熱は下がり、発症から1週間程度で回復します。まれに髄膜炎や脳炎など重い合併症を引き起こす事がありますので、発熱が長引いたり頭痛や嘔吐などが続く場合にはすぐに近くの病院で受診して下さい。
予防は感染者に近づかない事と、手洗いやうがいが基本となります。幼稚園や学校については明確な規定は無く、ほとんどは軽症疾患なので本人の状態によって登園・登校の判断をします。ウイルスが長期間便から排出される事もありますので、症状のある時だけ出席停止としても流行を防ぐ事は出来ません。 |
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