百日ぜきとは |
百日ぜきは、百日ぜき菌という細菌によって起こる呼吸器系の感染症です。感染者のくしゃみや咳などで飛沫感染します。
最初は風邪と同じような咳や鼻水、くしゃみの症状が出て、その後は強い咳(コンコンコンと連続した咳、咳き込んだ後に息を吸う時ヒューヒューという音が鳴る等)が長く続きます。呼吸困難になる事もあります。特に生後3ヶ月の乳児がかかると重症化しやすいので、早めに予防接種(四種混合ワクチン)を受けておくと安心です。
咳が強くなる前であれば、抗菌薬(マクロライド系など)を服用する事で、それほど長引かせずに治す事ができます。強い咳が出ている時は菌から発生した毒素が原因となっているため、抗菌薬により菌を減らしても咳は軽減しません。ただ、抗菌薬は周囲への感染を減らすために有用ですので、しっかりと処方されたお薬を飲み切る事が大切です。 |
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