骨粗しょう症とは |
骨粗しょう症とは、骨に含まれるカルシウムなどの量「骨量」が減って、骨がスカスカの状態になりもろくなる病気です。年をとるにつれて骨量は減るため高齢者に多い病気と思われがちですが、生活習慣の乱れなどにより若い世代でも骨量が少ない人は増えています。若い人の場合は主に運動不足や食生活の乱れ、ストレス、喫煙などが原因と言われています。(女性の場合は女性ホルモンであるエストロゲンの減少も関係していると言われています。)
骨粗しょう症の初期には自覚症状はありません。進行すると転んだ拍子に手首や足の付け根などを骨折したり、ちょっとした衝撃で背骨がつぶれる圧迫骨折を起こしやすくなります。
骨粗しょう症かどうかを調べるのには、「超音波法」か「DXA(デキサ)法」という検査方法を使います。超音波法はスクリーニング(ふるいわけ)検査で、足のかかと部分に超音波をあてて測定します。DXA(デキサ)法は2種類の異なるX線を利用した測定方法で、正確で信頼性の高いデータを得る事が出来る精密検査です。
骨粗しょう症にならないためには、まずは生活習慣を整えて若いうちに骨量をできるだけ多く蓄えておく事が大切です。加齢と共に骨量は減っていきますが、最大骨量が多いほど骨粗しょう症になりにくいと言われています。バランスよく食事を取る事が何より大切ですが、中でも「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK」は積極的にとるようにして下さい。又、強い骨を作るためには骨に体重がかかるような運動が適しています。しっかりと歩くだけでも効果があるので、日光を浴びながら歩けばビタミンDも合成されて一石二鳥です。 |
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