高齢者のかぜと漢方薬 |
抵抗力の弱まった高齢者は、かぜの諸症状の他にも様々な体の不調を訴える事があります。このような様々な症状に対応したり、元々持っている自然治癒力を高める事が漢方薬による治療の特徴です。
顔色が悪く頭痛や発熱があり、咳が出て悪寒がある場合は麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)を使い、微熱が長引き痰が多く出て、眠れない場合には竹笳温胆湯(チクジョウンタントウ)を使います。長引いて咳きこみ、痰が出ない場合には麦門冬湯(バクモンドウトウ)を使い、消化器系が弱くて寝汗をかき、食欲不振で疲れやすいなど虚弱体質の場合には補中益気湯(ホチュウエッキトウ)を使うなど、体質や症状に合わせて漢方薬を使います。
※ 黄色い蛍光ペンでラインが引いてある漢方薬が、ふなびきクリニックで取り扱いのある漢方薬です。 |
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