ニキビと漢方薬 |
漢方薬によるニキビ治療では、皮膚表面の症状だけでなく皮膚以外の原因を根本的に是正していくという考え方があります。そのため、個人の体質や症状によって漢方薬を使い分けます。
例えば、慢性期の化膿を伴った青年期のニキビ、慢性扁桃炎や副鼻腔炎を伴う場合などには「荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)」を使い、初期のニキビなど炎症反応が比較的弱く、小膿疱が散発的にみられる場合などには「十味敗毒湯(しゅうみはいどくとう)」を使います。
他にも、顔面の充血性のニキビなど強壮の男子には「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」を、月経に伴い悪化するニキビや、皮膚の乾燥・シミ・ソバカスがある場合には「桂枝茯苓丸加ヨクイニン(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)」を使います。
漢方薬による治療では、服用方法をきちんと守る事が期待される効果を高めるための第一歩です。漢方薬には独特の味やにおいのあるものもありますが、それぞれの治療方法に従ってきちんと服用する事を心がけましょう。
※ 黄色い蛍光ペンでラインが引いてある漢方薬が、ふなびきクリニックで取り扱いのある漢方薬です。 |
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