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皮膚掻痒小症(かゆみ)と漢方薬 |
皮膚は皮脂と水分を分泌して、天然のクリームで表面を覆っています。この脂肪膜が皮膚にとって重要な防御機能を果たすのですが、この機能が低下すると「かゆみ」を感じるようになります。年齢と共にこのバリア機能は低下していき、皮膚は乾燥しやすくなりわずかな刺激にも敏感に反応するようになります。そのため、漢方では皮膚の乾燥や全身の体力の状態、個人の体質などをみて処方をします。
皮膚が乾燥しがちで比較的虚弱な体質の人には当帰飲子(トウキインシ)がよく使われ、皮膚が乾燥してかゆみのある場合には牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)、六味丸(ロクミガン)、真武湯(シンブトウ)などが使われます。これらは局所の赤みが弱く、滲出液を伴わない乾いた状態にしばしば使われます。又、滲出液を伴ったり赤く熱をおびているかゆみには消風散(ショウフウサン)や黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)などがよく用いられます。
※ 黄色い蛍光ペンでラインが引いてある漢方薬が、ふなびきクリニックで取り扱いのある漢方薬です。 |
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