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医療豆知識
 
予防接種を嫌がるお子さんへの対応について
お子さんが病気にならないようにするためには予防接種が必要とされます。しかし、痛くて嫌な思いをするため予防接種を嫌がるお子さんも多いと思われます。お子さんが嫌な思いをしないためには、以下のようなポイントを心がけるといいでしょう。

「お子さんにきちんと話してから接種する」
お子さんに予防接種へ行くことを告げないで病院へ行くと、お子さんは騙されたことに怒り、興奮して大暴れすることがあります。そうすると、次の予防接種がもっと難しくなります。「怖い病気から○○くんを守ってくれる注射があるんだよ」「病気が怖いから注射しに行こうね。ちょっと痛いけど、○○ちゃんなら頑張れると思うよ」などと話してから病院へ行くと良いでしょう。

「接種時にはお子さんをしっかりと支える」
お子さんの体をしっかり固定しないと、お子さんの腕に力が入って注射による痛みが増幅します。まずは、お子さんを医師に向かって前向きに抱っこしてください。右腕に注射する場合は右足を保護者の両足で挟み、右腕で体をしっかり押さえ、注射する右腕の肘の部分を保護者の左手でしっかりと固定しましょう。

「終わったらお子さんを誉めてあげる」
医師はお子さんが痛がらないよう、細い注射針で痛みの少ない部位に素早く接種します。注射針を抜くと同時に医師は「痛かったね」「頑張ったね」「強かったね」などと話しかけますので、保護者の方も「泣かないで頑張ったね」「泣いちゃったけど偉かったね」「お兄ちゃんになったね」などと声掛けをして、嫌な記憶をリセットできるようしっかりと誉めてあげてください。

予防接種はお子さんを守る有効な手段です。できるだけお子さんに負担をかけないよう、医師と保護者で協力しあって安全な予防接種を実施しましょう。
 
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