| 腎性貧血とは |
腎臓は様々なホルモンを分泌する臓器です。そのひとつに赤血球を作る働きを促進するエリスロポエチンというホルモンがあるのですが、腎臓の働きが低下するとこのエリスロポエチンの分泌が減ってしまいます。すると、赤血球を作る能力が低下して貧血になってしまいます。このような貧血を「腎性貧血」と言います。
腎性貧血になると、疲れやすい、動悸・息切れ・めまいがするなどの症状があらわれます。ところが、この症状は徐々に進行しますので、体がその症状に慣れてしまって気が付かない…ということもありますので注意しましょう。貧血には体の鉄分が不足してヘモグロビンの生産が不十分になることで起こる「鉄欠乏性貧血」もありますが、腎性貧血とは原因が異なります。腎性貧血の場合は鉄剤を補給しても改善しませんので、この点も注意しましょう。
「腎性貧血をチェック！」
こんな症状はありませんか？ひとつでも当てはまったら腎性貧血かもしれません。腎性貧血の症状は気づきにくいと言われていますので、病院で定期的に検査を受けるようにしましょう。
・立ちくらみがすることがある。
・疲れやすい。疲れが抜けない。
・なんとなく食欲がない。
・顔色が悪いと言われることがある。
・歩いたり階段を登ると息切れがする。
・寒気がする。冷え性になる。 |
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