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医療豆知識
 
子宮頸がん予防ワクチン接種後の注意事項
子宮頸がん予防ワクチンの接種後には、めまいやふらつき、失神などが起こることがあります。転倒してけがをしないように、次の3つの注意事項を守るようにしてください。

1.接種後に診察室から待合室に移動する時には、看護師や保護者などに腕を持って付き添ってもらってください。
2.接種後30分程度は、背もたれや肘掛けのある椅子など、体重を預けられるような場所で待っていてください。
3.待っている間はなるべく立ち上がることを避け、座っていてください。

気分が悪くなったりめまいを感じたら、転倒しないように椅子にもたれかかる、しゃがむ、横になるなどして、すぐに受付や看護師、医師に知らせてください。

「接種後にふらつきや失神が起こる理由」
注射を打った時の痛み、恐怖、興奮などによる刺激が脳神経のひとつである迷走神経を介して中枢に伝わり、心拍数や血圧が下がったりすることがあります。そのため、気分が悪くなったり、めまいやふらつき、失神などが起こります。

これは、血管迷走神経反射と呼ばれ、多くの場合、注射後の失神が起こる原因と考えられています。血管迷走神経反射は思春期の女性に多いという報告がありますが、男性においても発生が報告されています。特に注射への恐怖心が強い方は注意が必要です。
 
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