インフルエンザとかぜの違い |
インフルエンザは普通のかぜよりも症状が重く、合併症を併発しやすいので重症化して死亡するケースもあります。感染力も強く、短期間で爆発的に流行するため、注意が必要なウイルス感染症です。
主な症状がのどや鼻に出る「かぜ」に対して、インフルエンザは突然の高熱から頭痛や関節痛などの全身症状が強く現れるのが特徴です。通常は1週間程度で落ち着きますが、抵抗力の弱い高齢者や幼小児などは合併症を併発し、最悪の場合は死亡する事もあります。
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インフルエンザ |
かぜ |
経過 |
急激な高熱で発症する。 |
ゆっくりと経過する。 |
症状 |
38〜40度の高熱、悪寒、頭痛、倦怠感などの全身症状を伴う。せき、鼻水、のどの痛みなどの症状が後に続く。 |
主にせき、鼻水、のどの痛みなどの症状が現れ、発熱を伴う事がある。 |
合併症 |
肺炎や脳症など |
まれ |
感染力 |
強く、人から人へ急速に広がる |
弱く、だらだらと広がる事が多い |
感染経路 |
飛沫感染 |
接触感染 |
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